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悲しい現実
 続きになっています。よろしければ前回の記事 「カメの歩みのようにおそい!」 もお読み下さい。

 
 この時期、学校の授業進度がちょ~う遅いというというわけなのだが、

「ん?塾なら別に学校関係ナシにどんどんすすめていっていいんじゃない?」
というご意見をもたれる保護者の方もいらっしゃるのではないだろうか。

「あてにならない学校なんか気にしないで、塾では決められたカリキュラムどおりやればいいじゃん。」
と思った方もいるであろう。


 塾としては、実は当然そうしたい。したい。絶対したい!

 
 教室を何箇所も展開しているような、全国規模のいわゆる有名"進学塾"さんならば可能であろう。こうした一部の"進学塾"では学校の授業進度よりかなり早めにすすめていることと思う。塾独自のカリキュラムでバンバン授業をおこなっているはずだ。
 まあ、というよりも、複数の異なった学校から来ている生徒が在籍しているだろうから、おそらく学校の授業の進度はバラバラのはずで、あわせたくともできないという事情もあるとは思うが。


 ただ、その地域に根ざした小規模のうちみたいな個人の"補習塾"のようなところでは、どうしても親の求めるニーズが違ってくる。どの保護者の方も最終目標は「高校合格」なのだろうが、しかしやはり目先の学校のテストの成績を、とりあえずは上げてほしいということがある。
 したがって学校のテストの対策をまずは一番重要視しなければならないのだ。学校の成績の上がり下がりでその塾の評価の一因ともなってしまうので、必然的に学校の授業内容にそった指導にならざるをえないのである。

 
 こちらはホント田舎なんでやはりまだまだ学校が隠然とした力をもっている。(都会がどうかは知りません。) 保護者の方々も、「学校の言うことやることにはさからえん。」みたいな雰囲気がある。「おっ、お代官様、へっへぇ~。」のような感じでみんなひれ伏してる。(ちょっとおおげさかも)
 どうしてもまずは学校優先という意識が強い。そういう地域性もあって、やはり塾内でいくらテストをやってそれでいい点数をとっても、それよりもまずは学校のテスト結果だというふうになっている。

 
 まあ、こういう事情などもあってこちらの地域は、まず学校ありき。親も生徒も学校第一。そして小さな塾はその学校の補助的役割に甘んじているという状況になっているのだ。

 
 こんなわけで田舎のここ秋田はゆる~い学校教育のもと、今日もドンドン教育レベルが下がり続けているのである。全国でもおそらく最下位を争うぐらいだと思う。悲しい現実だな、こりゃ。

  つづく


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カメの歩みのようにおそい!
 昨年度中学校の教科書が改訂され、旧学習指導要領のもとでは学習されていた内容がいくつか発展的単元として復活した。

 詳しくはこちらをお読み下さい。
「中学校の教科書について③」  「中学校の教科書について④」
 
 ただ、発展的内容は必修ではない。学校の裁量や担当教師の考えで、その内容を取り扱うかどうするかということが決められているというわけだ。

 ということで実際、昨年度はどうだったかというと、必修でもない発展的内容を授業としてやっているところは皆無だった。少なくともわたしの知る限りでは。

 まあ、当然だろう。なにせ、決められた単元でさえ、最後まで終わらせることができないのだから。必修でもない発展的内容なんかまで踏み込んでやれる時間的余裕などあるはずがない。


 どういうことかというと、今、学校現場では、年度末の3月の終わりまでで、その学年の全単元を終わらせることができなかったという事例が数多くあるというのだ。
 仮に終わらせたとしても、最後の数週間の授業で風のようにあっという間に流していることもあるのだという。生徒が理解しているかどうかなんかも関係なく、消化しているにすぎないということみたいなのだ。

 4月5月くらいなら5~6時間かけて扱うような内容が、学年の終わりの時期だと、ほんとうにあっという間だ。まばたきもできない。わずか1時間で終了ということもあるらしい。
 これでは、単に形だけ終わらせたと言われても仕方ないであろう。

 まあ、これなど百歩譲ってまだましなほうで、開き直りなのかわかんないが、こんなことも…。
 結局終わらせることが出来なかった単元の分のプリントを渡して、「自分でやっておけ」という場合もあったそうである。

 
 詳しくはいつもお世話になっているお2人のサイトさんで。

「やっぱり?教科書終わらない」 〈pocohahaさんの記事です〉
「それで済むのね」 〈かしこセンセイの記事です〉

 
 それにしても、いったいどうなってるんだ?今、学校は。

 去年、高校の単位未履修問題があったが、これこそ大問題なのではないか?中学校は義務教育だよなあ、確か。


 まあ、新年度がはじまって2週間くらいたつが、例年通り、この時期は学校の授業進度は遅い。カメの歩みのようにおそい!しかも今だけでなく、ずっ~とおそい。へたすりゃ夏休み前くらいまでおそい。なにせこの時期は学校行事が目白押し。仕方ないんですかね。

 
 今年度も学校では、年度末の授業は風のようにあっという間に通り過ぎるのだろう。だったら今、この時期、もう少し、もうすこ~し速くすすみませんか?ウサギとまでは言わないから…。

 
 
 塾としては今年度は、あまり学校の授業進度にとらわれずやっていこうと考えている今日このごろである。


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 次回へつづく  「悲しい現実」

「代名詞」がなくなった…
 え~っ、ひとまず秋田県公立高校入試のネタはまた後日ということで。今回は、昨年度中2の国語の授業をやっていて、あれ?って思ったことについて書かせていただきます。

 
 中2の国語では文法を学習します。特に苦手な生徒が多い品詞の分類という単元です。たとえば、これは名詞、これは動詞、これは形容詞というふうに見分けるという内容です。
 実は昨年度、新たに中学校の教科書が改訂されたわけなのですが、知らぬうちに「代名詞」がなくなっていました。唖然… (教科書は光村です。他の出版社がどうなのかは知りません)

 【ちなみに「代名詞」というのは "わたし・彼女・これ・そこ・あちら" のように人や物などを指し示す品詞である。】
 
 
 正確にいうとなくなったのではなく、「名詞」のなかの一つというふうに格下げになってしまいました。
 
 教科書が変わる前までは、品詞は、①名詞 ②代名詞 ③動詞 ④形容詞 ⑤形容動詞 ⑥副詞 ⑦連体詞 ⑧接続詞 ⑨感動詞 ⑩助動詞 ⑪助詞の11種類に大別されていました。

 それが「代名詞」が「名詞」のなかに入ってしまったため、今では品詞は10種類になってしまったのです。
 
 【「名詞」はさらに普通名詞,固有名詞,数詞,形式名詞,代名詞に分類されるということになりました。】

 
 確かに「代名詞」そのものはなくなってはいないんだけど、生徒にとってみれば品詞はとりあえずは10個なわけで。
 ずいぶん「代名詞」の存在がうすくなっちゃったなあ~。かわいそうな代名詞さん。
 

 別にそんなことどうでもいいじゃん、とおっしゃる方がおられるでしょうが、けっこう「代名詞」って大事だと思うんですけど…。なんで変えちゃったんだろう?
 
 たとえば、国語の文章問題で、「"それ"(代名詞)の指し示す内容を○○字以内で書け」なんて出題はよくあるんだけどなあ。

 あと英語にも代名詞はあるんで、その説明のときにも必要だし。けっこう英語の代名詞は重要だぞ。

 
 なくす意味がまったくわからん!

 
 とりあえず、以前使っていた品詞分類の練習用プリントは全面改訂しましたけどね。あ~手間がかかった。


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 よろしければ以前の記事もご覧下さい。
  英語の辞書について①


平成19年度秋田県公立高校入試について②
 続きになっています。よろしかったら前回の記事「平成19年度秋田県公立高校入試①」からお読み下さい。

 
 平成19年度秋田県公立高校入試の平均点が、過去最低だった昨年度に比べさらに16.1点も低下し、最低記録を更新する255.6点であったことに対して、県側は「即、学力低下とは判断できない。特に内容が難しいわけではないので、中学校では総合的な能力を身に付ける指導が求められる」と述べている。
 
 
 まあどう判断しても、ゆとり教育がもたらしたこどもたちの学力低下が原因のひとつであるのは確かなのだが、さらに声を大にして言いたいのは、入試問題の傾向が今の教育現場での指導内容の実情に合っていないということだ。
 
 
 ゆとり教育で授業時間数が減り、果たして学校の授業の中だけで今回の入試問題に対応できるだけの力をつけさせてやれるものなのか?
「数学」の一次関数の問題・円と相似,三平方の定理の総合問題などは、ちょっと今の中学生には難しすぎるのではないか?学校の授業の中で時間を充分にとって扱えないような内容だし。
 数学は反復練習が大切な教科であるはずなのだが、この単元においては繰り返し問題演習する時間的余裕はほとんどないと思う。平均点が44.4点だぜ。ひどいもんだ。 
 
 
 理科・社会は基本語句を問う問題がほとんどなく、事柄について考察し記述させるような問題が多かった。指導現場では授業時間数の少なさから、新出重要語句の確認で終わってしまい、じっくり考えさせるという授業はほとんどできていないのが実情なのではないだろうか。
 
 
 まあそのかわり塾でやれということか、お上が言いたいのは。う~んやっぱ、どこの世界でも会議室と現場は大きな隔たりがあるんだよな。


 
 実は去年も同じことを書いているのだが、入試問題のスタイルが少しでも学校現場の指導内容に合ったものになってくれるよう、来年度の受験生のためにもほんとうに強く願っている。


 平成19年度秋田県公立高校入試問題はリンクしましたので、興味のある方はぜひご覧になってください。

つづく

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 よろしければ以前の記事もご覧下さい。
平成18年度秋田県高校入試「英語」 
平成19年度秋田県公立高校入試について①
 まずはほんとうに久しぶりの更新です。約半年ぶりです(涙)
お待たせしました。(ってだれも待ってないか…)
リニューアルもして、心機一転がんばっていきますので引き続きのご愛顧をお願いします。


 前の記事の「塾の裏事情ネタ」はとりあえず中断ということで、スミマセン。どうしても書きたい出来事があったので、まずはそちらからいかせていただきます。


 つい昨日、平成19年度秋田県公立高校入試の平均点が公表された。
過去4年間、平成15年度は304.4点、16年度は277.4点、17年度は277.0点、18年度は271.7点という推移であった。(各教科100点満点の合計500点の試験である)
 昨年度まで4年連続して下がっているという危機的状況。ちなみに18年度の時点で、5教科入試を導入した昭和56年度以降過去最低の平均点となっていた。

 
 ということで、今年度、ある程度の平均点の低さは覚悟していた。しかしフタをあけてみるとそれは予想をはるかに超越したもので、思わずこの点数をみたとき我を忘れ愕然としてしまった。そのあとしばらくして、"むなしさ"さえも感じてしまった。

 
  平成19年度秋田県公立高校入試の平均点
 国語   数学   英語   理科   社会    合計
58.8 44.4 52.1 47.2 53.1 255.6
 
 
 過去最低だった昨年度よりさらに16.1点も下回ってしまった。いったいどうなっているんだ?
 それにしても数学の44.4点って…。高校入試でこんな平均点ってあり? ということはせっかくの入試で30点台20点台の点数しか取れなかった受験生が大勢いたってことだよな。1年間努力させておいてこれかよ。さぞショックだったろう。例え合格してたとしても自信喪失して、高校の勉強もがんばろ~ていう気持ちになんかなんないよ。

 
 こういう状況ではまともな合否の選抜ができないのではと思う。
他県の高校入試の実情を知るところではないが、他県でも同じように平均点がこんなに低いのであろうか?


 秋田県教育庁高校教育課のコメント
「知識だけでなく、読解力や表現力など総合的な能力をみる問題に、十分対応できていない」
「今回の結果について、即、学力低下とは判断できない。特に内容が難しいわけではないので、中学校では総合的な能力を身に付ける指導が求められる」


 実は今年度の受験生は、まさに2002年度から始まったゆとり教育にどっぷりつかっていた世代のこどもたち。最も大切な小学校5~6年時をのんびり過ごし、しっかりとした基礎学力が身につかないまま中学生に進級してしまったのだ。ある意味こどもたちは被害者なのだ。


 平均255.6点というこの悲惨な数字を見てもまだなお学力低下とは断言しないのだろうか。
 あいかわらず現場の状況が全く見えていない。

「学力低下は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ!」


 平成19年度秋田県公立高校入試問題はリンクしましたので、興味のある方はぜひご覧になってください。

次回へつづく   平成19年度秋田県公立高校入試について② 

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 よろしければ以前の記事もご覧下さい。
中学生の計算力について
学力低下の現実①



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