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中学校の教科書について④
 今年度中学校の教科書が改訂された。それにともない旧学習指導要領で学習されていたものが、ゆとり教育の見直しなどということから、いくつか発展的内容として新たに追加されることとなった。
 
 東京書籍の理科の教科書では
【発展】マークの付いているところは「学習指導要領に示されていない内容で、必要に応じて学習するものです。」という説明があった。

 
 発展的内容としてとりあげられたものをいくつか列挙してみた。

1分野
・重力と質量(月面上と地球上でのちがい)
・力の大きさとばねののび(比例のグラフ)
・2力の合力(作図)  ・水圧と浮力  ・密度の計算
・溶液の濃度  ・昇華(気体⇔固体)
・電力と電力量(ワット,ジュール)  ・直流と交流
・電流の流れと自由電子  ・陰極線  ・イオン(電離,電解質)
・落下運動  ・作用,反作用の法則  ・仕事とエネルギー

2分野
・種子をつくらない植物(シダ植物,コケ植物,藻類)
・心臓のつくり(心房,心室)  ・肺の動き方(ろっ骨,横隔膜)
・進化(水中から陸上へ)  ・無セキツイ動物
・日本の天気(天気図をもとに梅雨,台風,冬の天気をみる)
・遺伝の規則性(優性遺伝と劣性遺伝について)


 これらの発展的内容を学習するかどうかは、学校の状況にゆだねられている。ただ必修ではないので、高校入試に出題されることはない。学校の授業時間数も少ないことから、ほとんど取り扱われることはないと思う。


 学習内容が3割削減された前回の学習指導要領改訂時も、あまりの減少量にかなり驚き、そして子どもたちの学力低下への不安を感じた。
 今回こうしてもう一度振り返ってみると、わかってはいたことだが、本当にかなりの単元が削除されたんだなとあらためて驚いている。少し大げさかもしれないが、日本の将来は大丈夫かという気持ちになってくる。

 
「今の中学生はフレミングの左手の法則もやりません。電力発熱量を求めるワットやジュール,カロリーの計算もありません。仕事仕事率を求める問題もやりません。わかりづらかったイオンもありません。水の圧力浮力の問題もけっこう難しかったですよね。」
 中学校のとき理科で苦労した人なら、思い出していただけると思う。

 
 これらの発展的内容が、今年度、どのような取り扱われ方をするのか注意して見守っていきたい。



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中学校の教科書について③
 今年度、中学校の教科書が改訂された。ゆとり教育の見直しなどということから、今の学習指導要領からは削除されてしまっていた、発展的内容の単元があらためて追加された。

 教育出版の数学の教科書を見てみると、ウラ表紙に
【発展】マークの付いているところは、中学校数学の学習指導要領に示されていない内容です。すべての生徒が、一律に学習するものではありません。」 と印刷されていた。

 これに少し違和感を感じたのは、自分だけじゃないと思う。なんか国(文部科学省?)の考えが、「こちらはミニマム・スタンダード示すから、最低それだけはやって、あとそれ以上はやりたい奴だけ勝手にやれよ。やりたくない奴は別にいいや。」というふうに感じてとれてしまった。
 発展的内容を取り扱うかは学校の裁量によるし、これでは学校現場に丸投げで、同一の地区の中の学校間にもがでてしまうのではないかと思う。

 ただそうは言っても、おそらくこの発展的内容は、学校の授業の中ではほとんど取り扱われることはないだろう。ただでさえ授業時間が少なくて、そこまで手が回らないはず。どうせ公立高校の入試には関係ないし…
 
 
  数学の主な発展的内容
「平行移動・回転移動・対称移動」「2つの円の位置関係」「正多面体」「球の体積と表面積」「投影図」「不等式」「立体の切断」「3つの項の展開,因数分解」「無理数」「2次方程式の解の公式」「ダイヤグラム」「三角形の重心」 など

 これらは前の学習指導要領のもとでは学習されていたが、現学習指導要領で削除された内容。ほとんど高校の学習単元に繰上げされている。
 
 いや~、本当に減ったなあ。教えるほうとしては楽にはなったけど。でもあまりにも教える内容が少なすぎて簡単すぎて、欲求不満になっちゃいそう。「もう少し難しい内容も教えたい!」っていつも心で叫んでる。でも「どうせ、入試に出ないんでしょ。」って言われると、まあ無理に説明するわけにもいかないし。そこいらへんの加減が非常に微妙…

 
 この発展的内容は、「やりたい奴だけやれ」ということなのだろう。でも人間って結局はラクしたい生き物だから、すすんで取り組もうというヒトは少ないんだろうな、きっと。


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中学校の教科書について②
 今年度中学校の教科書が改訂されました。国語(光村)と数学(教育出版)は以前はA5サイズだったんだけど、ひとまわり大きくなってB5サイズになりました。ただ、内容がボリュームアップしたわけでなく、単にイラスト,写真などのスペースが増えたような気がします。中身はもちろんなんだけど、ぱっと見、なんだか小学生の教科書のようで…

 
 確かに教科書は改訂ごとに工夫されてきて、すばらしい良いものにはなっていると思います。例えば東京書籍「理科」。教科書のスミのほうに、ページをパラパラめくっていくと地球の自転している様子が連続して見られるなどといった、いわゆるパラパラまんがのようなものがついていました。(ちょっとしょぼいけど…)
 生徒の興味・関心を持たせようとしてんだろうなと、与える側としての涙ぐましい努力のあとが見て取れます。
 
 
 もちろん中身も、ものすごく親切でていねいで、わかりやすいです。ただ、今の子供たちにとっての学習環境が「一から十まで、手取り足取り、上げ膳据え膳」の状態になってしまっているような気がします。
 少しは自分で考えたり、調べたり、工夫したりということも必要なんじゃないかと思っちゃいます。あまりにも与えすぎなんじゃないかと…

 
 自分でいろいろ調べたり深く考えたりしないで、すぐ答えを聞きたがる子供たちが増えてきました。社会全体として提供する側にも、問題があるんじゃないかなと思っています。

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中学校の教科書について①
 今年度、中学校の教科書が改訂された。それにしても、最近の教科書はスゴイ!改訂ごとにすばらしくなっていってる。紙質はツヤツヤで、フルカラーは当たり前。図,写真,表,イラストなどがいっぱい載っちゃってる。ものすごく楽しく学べそうな感じ。本当に教科書会社の人たちの努力,創意工夫には頭が下がる。

  
  東京書籍「地理」の教科書 
 例えば時差の問題を考えるとき、どうしても平面的な世界地図だと地球は丸いんだということがピンときていない生徒も多いはず。日本が真ん中あたりにある世界地図に見慣れている生徒なんかは、アメリカ大陸とヨーロッパが意外に近いんだということさえあまりわかっていない。地球儀とかあれば説明しやすいんだけど…。
 「ないときにはぜひご利用くださ~い♪」
 
 教科書の最後のページ。やや厚紙になっていて、世界地図が赤道,本初子午線,日付変更線,緯線,経線とともに描かれている。切り取り線にはさみをいれ、両端をテープでくっつけて筒形にする。簡易地球儀の出来上がりだ!(球形じゃないけど…)
 
 
 我々の世代からすればうらやましい限り。こんなすばらしいものをタダでもらってんだから、「もっと大切に扱え!落書きなんてしないで、一生懸命勉強しろ!」って言いたくもなる。恵まれすぎてんだよなあ、今の子供たち。

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